富貴蘭　フウラン

「日本富貴蘭会」で厳しい審査を受け、新しい品種じゃと認められた富貴蘭はえっとあるんじゃ。その品種は「朝日殿」「鈴虫」「富貴殿」「金牡丹」「満月」やら、他にもまだまだえっとの種類の品種があるんじゃ。“富貴蘭”と一言でゆい表すことがでけんほどじゃ。

この中で「満月」っちゅう品種をご紹介しましょうかの。この「満月」たぁ、富貴蘭の中でも姫葉をゆるりと抱えた、やや大型の風蘭なんじゃ。富貴蘭ゆぅたら、こまいもんっちゅうイメージじゃが、この「満月」はちぃと大きめなんじゃ。柄は後冴えで、夫婦品種じゃ「富貴殿」ゆぅて対照的なもんなんじゃ。

「富貴殿」は富貴蘭界を代表するような名称じゃし、その名のとおり、実力も人気も兼ね備えた品種なんじゃ。その「富貴殿」ゆぅて夫婦品種の「満月」もほいでからに、人気の高い品種ゆえるじゃろう。ほいで、この「満月」は頓に対する人気が最も高いとされとるんじゃけぇの。一部の人々の中じゃぁ天橋系ともゆわれとるんじゃが、こちらぁさらに大型の蘭なんじゃ。

元々は似た品種なんじゃが、作によるもんなんか、別品種のもんなんか、判別せんところもあるようじゃ。この「満月」を選ぶポイントは、小型で派手なもんを選ぶよりもがっちりとした紺の通ったもんの方がその後の生育による結果が期待できるじゃろう。